東武8000系細部の違い・車体編1

■ 車体編 その1 ■
基礎知識:方向幕

A:幕(1996年の中期更新車まで。下二桁50番台前半くらいまで)
B:2色LED(1997年以降の後期更新車)

右:8252 左:8257 前期・中期更新車が幕・後期更新車がLEDです。見てすぐにわかる違いです。
あと、前面の違いは現存するもののなかでは8000系基礎知識の方で取り上げたとおりです。

壱:マド

A:非ユニット窓(若番車。20代前半くらいの8100〜8600)
B:ユニット窓

8213 非ユニット窓           82117 ユニット窓

軽量化の立役者ユニット窓は途中から採用。そのため初期製造車は非ユニットで車体重量も若干増えている。
ユニットとはいえ201など国鉄のものとは異なり仕上がりが平滑で美しい。

左:8407(A)と8807(B) 右:8718船橋側(車端の窓のみBタイプ)

写真のようにAとBの車両が混在する編成(若番車で、8700と8800を後から組み込んだ編成)や
1つの車両にAとBが混在するタイプ(8500・8600を8800・8700に改造したものを組み込んだ編成)もある。
改造や組み込みとやらについて知りたい方は8000系小史へ。

弐:ドア
弐-1:乗降ドア


ドア靴ずり戸ばさみ防止ゴム
A:塗装、Hゴム改良(〜66)A:浅いタイプ(〜66)A:外側無し(8104Fのみ)
B:未塗装、Hゴム改良(67〜72・91)B:深いタイプ(67〜)B:外側にも有り
C:未塗装、金属押さえ(インフレナンバー)
D:塗装、金属押さえ(8840G、8254EGのみ)

A,B 8202   C,D 88117

右からA:8159 B:8168 C:81117 D:8154

ドアの内側が普通鋼の塗装済みかステンレスかの違い、
窓枠がHゴムを改良した金属押さえのタイプ(ステンレスの場合は外側の溝にゴムが流し込まれており、塗装済みの場合は溝まで塗装されている)か
金属押さえのみ(塗装済みの場合押さえの外側まで塗装)かの違い、
それぞれで組み合わせ計4種が存在する。
タイプA〜Cは製造時のマイナーチェンジによる違い。A・BはもともとHゴムだった。
タイプDは元のドアが踏切事故で破損したため廃車から移植されたものなどで、8154や8140が該当する。
また、8467の(1)ドアはタイプCの内側に10030系列のゴムと金属押さえを取り付けた変則タイプになっている。

8254はAとD(手前2つ)が混在。

また、ドアレール脇の溝も深浅2タイプ存在。未更新車はドアレール外側のガイドが2つに分かれていた(現存せず)。
最近窓外側がゴムでボンディングされる改造が全車に行われた(図を参照)。これには透明タイプと黒がある。


A:浅いタイプ 8164  B:深いタイプ 81117

上のドアレールわきの溝の深さの違い(床構造の違い)や、車体外側戸バサミ防止ゴムの有無もある(写真をよく見比べてください!)。


A:8104 B:8252

弐-2:妻面ドア(6連・4連)


6コテ
A:塗装8700柏寄りと未塗装8200・8800大宮/船橋寄り(〜60,非改造中間車)
B:塗装8700柏寄り(8165Fなど少数)
C:未塗装8700柏寄り(8170Fなど少数)
D:未塗装8700柏寄り、8200・8800大宮・船橋寄り(60番台後半〜、改造中間車組み込み編成)
4コテ
A:塗装8200船橋寄り
D:未塗装8200船橋寄り

注:改造中間車とは、8500+8600→8800+8700に改造したもの。若番4コテに組み込み6コテを作った。詳しくはこちら。


A:8702 B:8265

塗装済みとステンレスの2種類が存在する。冷房化・更新に際して取り付けられたものと新造時からついているものがある。
4連は8200の大宮/船橋寄りに未塗装、2連は無い

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細部の違いは4編あります。ほかの3編もどうぞ。

客室編 乗務員室編 床下編


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